(以下は、2004年に別のブログに書いたものを加筆・修正した文章です。)
以下は、どこかで聞いた事なのか、何かで読んだ事なのか、ハッキリ記憶していないのだが、ほとんどその受け売りである。
個人主義という考えは、キリスト教文化圏で発生したものであり、これが正常に機能するのもキリスト教文化圏においてである。全知全能の神が万人を常に監視している、という環境だからこそ、個人を最大限に尊重しても、個人が異常膨張したり暴走したりする事はない。
以下は私の考えである。
日本でも、「お天道様が見てるよ」と言う。言うのだが、どうもこれは、全知全能の神と比べると、威厳が無い。だから日本では、「個人主義」などと軽々しく子供に教えるべきではないと思う。
文化的背景を考慮すべきである。日本では「個人の尊厳」だとか「自由」だとか「権利」などというものを子供に教えれば、この言葉を理由に、我が侭・勝手を通そうとする子が、必ず現れる。
現に私は、過去何度も悩まされた事がある。本気で「自分には大きな権利がある」と思って、大人に食って掛かる子に。諭すのが大変だった。いや、諭せたかどうか、よく判らない。
個人主義については教えるな、とは言わない。だが、精神面での成長を待ってからでないと、危険を伴う。そういう思想であると、私は思う。「個性の尊重」も、然り。
2014年08月29日
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舌足らずでしたが、そこは、意を汲んでいただきたく思います。